こんにちは、
腸活・食べる美容アドバイザーの nori です🌿
第7章−3で、
「ピロリ菌と鉄吸収」という視点から、
なぜ血液データが今になって動き始めたのかを整理してきました。
書き進める中で、
分子栄養学の学びがさらに深まり、
ひとつの考察にたどり着きました。
それは、
鉄不足は、ここ最近始まったことではないのではないか
という視点です。
鉄不足は「なかった」のではなく「見えていなかった」
私はこれまで、健康診断で
「貧血」と指摘されたことは一度もありませんでした。
だから長い間、
自分が鉄不足である可能性を疑ったことすらなかった。
けれど分子栄養学を学ぶ中で知ったのは、
一般的な健診で見ているのは、ほとんどが Hb(ヘモグロビン)だけ
という事実です。
この方法では、
- 潜在性鉄欠乏
- 炎症によって使えなくなっている鉄
は、簡単に見逃されてしまいます。
「異常なし」と言われ続けていたとしても、
体の中ではずっと、
鉄が足りない状態が続いていた可能性は十分にある。
関節リウマチと、慢性炎症がもたらす鉄不足
私は2008年に関節リウマチを発症しました。
慢性炎症があると、体の中では、
- ヘプシジンというホルモンが上昇
- 鉄は「危険なもの」として体内に隔離
- 血液やミトコンドリアで使えなくなる
という反応が起こります。
つまり、
体内に鉄があっても、使えない状態
これが、炎症性鉄欠乏です。
この状態では、
- エネルギーが作れない
- 疲労が抜けない
- 回復力が上がらない
それでも数値上は「問題なし」に見えるため、
慢性疲労は「体質」や「年齢」のせいにされやすい。
私自身も、
長年その感覚を当たり前として生きてきました。
📍慢性炎症がありながら鉄を摂ることのリスクをまとめました。
さらに重なっていた、ピロリ菌という要因
そこに加わっていたのが、ピロリ菌です。
ピロリ菌は、
- 胃酸分泌を低下させる
- 鉄を菌自身が奪う
- 胃粘膜を傷つけ、吸収力そのものを落とす
という作用を持っています。
つまり私は、
- 関節リウマチによる慢性炎症
- ピロリ菌による吸収阻害
この 二重構造の中で、長期間鉄不足が続いていた可能性 がある。
そう考えると、
これまでの不調が一本の線でつながってきました。
甲状腺機能低下は、突然起きたわけではなかった
2020年、私は甲状腺機能低下症と診断されました。
(橋本病の可能性も示唆されました)
このとき初めて、
「病名」という形で不調が可視化されました。
分子栄養学を学び、今あらためて振り返ると、
鉄不足は、
- 甲状腺ホルモンの合成
- T4→T3の変換
どちらにも深く関与しています。
つまり、
慢性炎症 × 鉄不足
↓
エネルギー低下
↓
甲状腺機能の低下
この流れは、
決して不自然なものではありませんでした。
ミトコンドリアが、ずっと頑張り続けていた
鉄が不足すると、
最も影響を受けるのが ミトコンドリア です。
エネルギーを生み出すこの場所が機能低下すると、
- 回復できない
- 炎症が鎮まらない
- 関節リウマチの改善も進みにくい
今思うと、
この状態で体は本当によく頑張ってくれていた。
それにもかかわらず、
食事を抜いたり
エネルギーを入れない選択をしたり
結果として、
さらに体を追い込んでしまっていたのだと感じています。
幼少期から続いていた可能性
今だからこそ思うのですが、
鉄不足はきっと、幼少期からあったのだと思います。
若いうちは体力と回復力があります。
多少足りなくても、
気合いや無理で乗り切れてしまう。
でも中学生の頃、
部活動で明らかに疲れやすいと感じた記憶があります。
周りの子と同じことをしているのに、
自分だけが先に消耗してしまう感覚。
それでも、
「こんなものよね」
「私、体力がないだけかな」
そう思って、疑うこともありませんでした。
これから、どんな自分に出会えるのか
だから今、
少し不思議な気持ちでいます。
もしここから、
鉄がきちんと使えるようになり
エネルギーが回り始めたら
私は、
どんな感覚で日々を過ごすのだろう。
それを想像すると、
ただ純粋に楽しみです。
その感覚を持てていること自体が、
すでに回復の一部なのかもしれません。
この章は、結果報告ではありません。
「構造に気づいた」という記録です。
知らなかっただけ。
見えなかっただけ。
同じように長年しんどさを抱えてきた方に、
この視点がそっと届けば嬉しいです。
心とカラダを整えるヒントを込めて
noriより 🌿
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