└ 自律神経

🌿第6章−5|ピロリ菌検査を受けた理由|長年の“消化力の弱さ”の裏側にあったもの

こんにちは、腸活・食べる美容アドバイザーのnoriです🌿

今回は、血液検査の数値を見ていてどうしても気になった
「消化力の弱さ」についてお話しします。

ずっと取り組んできたのに、なかなか改善が見られない…。
そんな違和感の裏に、思いもよらない要因が隠れていたかもしれません。

同じように「消化が弱い」「胃が重い」「検査のCl(塩素)値やMCVの変動が気になる」という方にとって、ヒントになれば嬉しいです。

血液検査から読み取れた “長年の消化力の弱さ”

血液検査の数値でも、消化力が低いサインが続いている状況がありました。

  • アミラーゼは低めで推移
  • Cl(塩素)は今回わずかに低下
  • MCVは安定しているものの吸収の弱さの影響は残る
  • 好中球とリンパ球のバランスが揺れやすい

これらはすべて、
「胃酸・消化酵素の働きが弱い状態」とも深く関係しています。

特にClは胃酸(HCl:塩酸)に直接関係するミネラル。
ここが落ちたとき、私は「あれ、これは根本原因をもっとしっかり見る必要がある」と感じました。

📍直近の血液検査の結果と考察

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分子栄養学の先輩からのひと言が転機に

信頼している分子栄養学の先輩に相談したところ…

「一度、ピロリ菌検査してみたら?」
とアドバイスをいただきました。

最初は正直
「え、私がピロリ菌? そんなわけ…」
という印象でした。

胃が激しく痛むわけではないし、
“ピロリ菌=特別な人がなるもの”というイメージがあったから。

ですが、

  • 原因を曖昧にしたまま進むよりも
  • 白黒つけた上で、次の改善ステップに進みたい

そんな思いが強くなってきました。

ちょうどその頃、人間ドックを受ける予定だったので、
追加項目としてピロリ菌検査をお願いしました。

ピロリ菌がいると何が起こるの?

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、
胃の中で生き延びるために“アンモニアなどのアルカリ物質”を出します。

その結果、胃酸が中和されてしまい、
慢性的に胃酸不足の状態が続くことになります。

すると、

  • 食べ物がしっかり分解されない
  • タンパク質の消化が苦手になる
  • 胃もたれが起きやすい
  • 栄養の吸収率が下がる

こうしたことが当たり前のように積み重なり、
“慢性化した消化力の弱さ”につながってしまうのです。

さらに怖いのは、感染したての頃は症状が軽いこと。
気づかないまま何年、何十年も経過するケースが非常に多いのです。

今回の検査結果:グレー判定

ピロリ菌検査の結果写真

人間ドックの結果が返ってきました。

ヘリコバクター・ピロリ抗体 6.6
(基準:3未満=陰性、10以上=陽性)

つまり私は…

**「ピロリ菌がいる可能性が否定できない」**というグレーゾーンでした。

ここで、もう1つ指摘されたのが 胃下垂

これはあくまで私の仮説ですが、

  • 長年の消化力の弱さ
      ↓
  • 胃に食べ物が長く滞留
      ↓
  • 胃が下がる(胃下垂)

という流れも十分に考えられます。

そしてこの“消化力の弱さ”の根本の一つに、
ピロリ菌の影響があったのかもしれないと思うようになりました。

すぐに除菌へ踏み切りました

結果を受け取ってすぐ、クリニックに行き除菌を開始。
今はちょうど除菌5日目です。

除菌後は再診察があり、胃カメラの予約も取りました。
このあたりの経過は、また記事で詳しくシェアしますね。

感染ルートは…母からだと思っています

実はピロリ菌感染者、40代以上では3人に1人と言われています。
私たちが思う以上に、とても身近な菌です。

私の場合、感染ルートを考えると
ほぼ母からだろうなと思っています。

というのも、母は昔、井戸水を飲んで育っています。
そして私は幼少期、免疫がまだ弱い頃に、同じ箸で食べたり
口移しで硬い食べ物をもらっていた記憶があります。

これは昔はどこの家庭でも普通にあったこと。
もちろん、母を責める気持ちは1ミリもありません。

ただ、こうした“家庭内感染”が多いことを知ると、
検査を受けてみる価値は十分にあると感じています。

同じように「消化力が弱い」方へ伝えたいこと

もしあなたが、

  • いつも食後に重い
  • 肉や油ものが苦手
  • 栄養を摂っても吸収されている感じが弱い
  • 血液のCl、MCVが揺れやすい
  • 好中球とリンパ球のバランスが崩れやすい
  • 何年も胃の不調が続いている

そんな状態があるなら、
ピロリ菌は一度チェックしておく価値があります。

ピロリ菌は胃酸の分泌力に大きく影響するため、
関節リウマチのように「消化吸収が改善の鍵」になる症状を持つ方は、
なおさら無視できない要素なんです。

まとめ:原因がわかると、次のステップに進める

今回あらためて感じたのは、

✔️ 消化力が弱いのには必ず理由がある
✔️ ピロリ菌は“隠れた原因のひとつ”になり得る
✔️ 血液検査のCl値などは重要なサイン
✔️ 長年の消化不良が胃下垂につながる可能性もある

ということ。

そして何より、
原因がわかると、体は確実に良い方向へ進んでいける
という安心感が生まれます。

除菌が終わったら、胃カメラの結果や体調の変化もお伝えしますね。

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