└ 関節リウマチケア

🌿第6章−3|血液検査とアクテムラ治療で感じた、体の微調整の変化

こんにちは、腸活・食べる美容アドバイザーのnoriです🌿

今日は血液検査と診断、そしてアクテムラ治療の日。
この1か月、自分の食事やサプリで体の調子がどう変化したか、ドキドキとワクワクで病院に向かいました。

前回の検査では「異常なし」と言われても、体感とのズレがありました。

🌿第6章−1|関節リウマチの「異常なし」血液検査を、分子栄養学で読み解いてみたら関節リウマチ治療中の血液検査で「異常なし」と言われても、分子栄養学で読み解くと栄養や代謝、免疫に隠れた不調のサインが。私の実際の検査データをもとに、体の現状とセルフケアの始まりを詳しく解説します。...


今回は、自分の体の声をさらに丁寧に聞きながら、血液データを読み解いていきます。

🔬血液検査から見えた分子栄養学的考察

11月14日の血液検査の結果①
11月14日の血液検査の結果②

今回は、特に気になったポイントについて考察しました。

前回は2025年9月27日、今回は11月14日。(7週間隔)

項目 前回 今回 分子栄養学基準値 所見
アルブミン 4.1 4.6 約4.5 回復。水分保持・物質運搬も改善
AST 45 30 約20 肝臓への負担が少し改善
ALT 10 11 約20 タンパク質不足傾向は継続
LD(乳酸脱水素酵素) 173 188 約180 ほぼ最適ラインに近づく
γ-GTP 28 32 12〜20 肝臓・胆道への負担はあるが許容範囲
アミラーゼ 61 79 約100 膵酵素不足はあるが改善傾向
MCV 95.2 95.2 約90 胃酸不足の可能性あり
Cl(クロール) 106 101 約108 胃酸・ミネラル不足の傾向
総コレステロール 206 246 約200 やや高め。代謝やホルモンの影響
白血球数 4100 4370 約4000〜7000 免疫は安定傾向
好中球 70.3% 74.1% 約60% 交感神経優位はやや高め
リンパ球 22.0% 17.3% 約30% 副交感神経低下の傾向
赤血球数 399 437 約450〜500 少し改善。貧血傾向は残る
ヘマトクリット 38 41.6 40〜45 改善傾向。酸素運搬力アップ

1️⃣ 白血球 / 好中球 / リンパ球

白血球数:やや低めだが、前回よりは回復
好中球:かなり高め(ストレス・炎症・交感神経優位)
リンパ球:低め(副交感神経が働きにくい状態)

🩸考察:
白血球そのものは少し回復していて、造血の力が戻りつつあるのを感じます。
ただ一方で、好中球の割合がさらに高くなっており、体はまだ“戦うモード(交感神経優位)”のまま。

そのため、リンパ球(修復・リラックス側)はさらに低下してしまい、回復が追いつかない状態が続いていることが分かります。

とはいえ、この白血球の回復は、“整う準備を始めた”サインでもあります。
戦いながらも、体は確実に前へ進もうとしてくれている──そんな感触のあるデータでした。

2️⃣ タンパク質代謝・肝臓関連

  • 今回は アルブミン値が大きく改善
    タンパク質の「吸収」「合成」「運搬」が底上げされてきたサイン。
  • AST が改善(45 → 30)していることからも、
    肝臓の負担が軽減し、代謝が機能し始めていることと一致。
  • ALT はまだ最適値には届かないが、今回の改善の流れを見る限り、
    「タンパクが使われ始めた」「合成力が戻ってきた」 過程と考えられる。
  • LD(乳酸脱水素酵素)は最適値近くへ上昇しており、
    ナイアシン・B群・タンパクの代謝回路が回り始めた証拠

👉 総合的に、タンパク質代謝の停滞から “再起動” へ向かっている非常に良いサイン。

3️⃣ 消化力の変化

  • アミラーゼはまだ低めですが、前回よりやや上昇
  • MCVは安定、Cl(クロール)はやや低下

🩸考察:
胃酸・膵酵素不足は完全には解消されていませんが、食前の温かいスープやボーンブロスの取り入れで、消化吸収が少しずつ改善。「食べたものがちゃんと吸収されている感覚」を体で感じられる瞬間が増えてきました。

Clの低下は胃酸不足やミネラル不足のサインと考えられます。今はその原因を少しずつ追求しながら、体にやさしい方法で消化力を整える対策をしています。その経過は、次回の記事でゆっくりご紹介しますね。

📍追記(その後の経過をUPしました)

🌿第6章−5|ピロリ菌検査を受けた理由|長年の“消化力の弱さ”の裏側にあったもの消化力が弱い、Cl値が低い、胃もたれが続く…。その裏に“ピロリ菌”が関係していることをご存じですか?関節リウマチ改善に取り組む私が、検査を受けた理由や除菌までの流れを分子栄養学の視点で解説します。...

4️⃣ 赤血球・貧血傾向

  • 赤血球・ヘマトクリットはまだ低め
  • MCVはやや高値

🩸考察:
赤血球の値を見ると、まだ酸素運搬の力が十分とは言えない状態が続いています。
ただ、ここで大切なのは「鉄はむやみに補給しない」という選択をしていること。

リウマチという“炎症”を抱えている今、
分子栄養学的には 鉄を追加すると炎症が悪化する可能性がある と考えられています。
そのため「鉄以外」の栄養——葉酸・VB12・タンパク質 を中心に補い、
まずは「炎症を落ち着かせながら造血をサポートする」方向で整えています。

鉄は入れていなくても、
それ以外の栄養でエネルギー代謝が少しずつ回りはじめ、
日常で「体が軽い」と感じる時間が増えてきました。

マグネシウムで感じた “はっきりとわかる変化”

ここで、血液検査のデータには表れないものの、
私自身が強く感じた変化についても書いておきたいと思います。

それは、マグネシウムを朝・昼・夜と分けて丁寧に摂るようになってからのこと

プールで足がつってしまうことが以前はよくあり、
夜中に突然ふくらはぎが激しくつる「こむら返り」も、私の中では“当たり前”になっていました。

でも今では──

もう何週間も、一度も足がつることがなくなったのです。

これは本当に驚きです。

マグネシウムは「リラックスのミネラル」と言われ、
神経の興奮を整え、筋肉の緊張をほどいてくれる大切な栄養素。

血液検査ではマグネシウム値の変化はほとんど掴めませんが、
細胞の中での働きが追いついてきた時、体感としてはっきりと現れることがあります。

プールで安心して泳げるようになったこと。
夜のこむら返りに怯えずに眠れるようになったこと。

小さなことのようでいて、毎日の心の負担をそっと軽くしてくれています。

栄養は一気に劇的に変わるものではなく、
こうした“日々の小さな変化”として静かに体を支えてくれるもの。

今回の血液検査のデータと合わせて振り返ってみると、
体の内部の代謝が少しずつ整いはじめている証拠だと私は感じています。

焦らず、丁寧に。
いまはその積み重ねの時間。

次のステップにつなぐための、静かで確かな土台づくりの時期だと受け止めています。

💡アクテムラ点滴の補足

通常、アクテムラは4週間おきの点滴が推奨されていますが、私は体の状態に合わせて診察のたびに間隔を微調整しています。

  • CRPや痛みが強ければ6週や5週
  • 安定していれば7週、8週

今回も7週に間隔を空けましたが、痛みはゼロ。
以前は点滴が切れてくるタイミングで、1〜2日、軽い発作が出ることもあったのに、今回は全くありませんでした。
食事とサプリで体が整ってきた成果を、肌や関節の感覚でも実感できています。

🌿まとめ

  • 血液データは前回よりも改善傾向
  • 食事とサプリの影響で、代謝・免疫・消化のバランスが少しずつ整ってきた
  • アクテムラの点滴間隔を自分の体に合わせて微調整できている
  • 小さな数値のズレや体感を無視せず、丁寧に向き合うことが、自己管理の第一歩

体はゆっくりでも確実に応えてくれています。
これからも、分子栄養学的視点で「小さなSOS」を見逃さず、日々の生活で整えていきたいと思います🌿

📍一番先に見直したのは三大栄養素(PFCバランス)。大切ですね☝️

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📍関節リウマチに関する体験記や学びは、すべて「関節リウマチケア」カテゴリーにまとめています。
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