インナーチャイルドとは?意味と心理学的背景
「インナーチャイルド」という言葉をご存知ですか?
直訳すると「内なる子ども」。
心理学では、お腹の中にいる時から18歳頃までの間に形成された“子どもの心”を指します。
その心は、家庭環境や親の関わり方、時代背景などによって、温かく育まれることもあれば、深く傷つくこともあります。
とくに昭和世代の子育てでは「叩いて躾ける」や「親の権威で押さえつける」といった方法がよしとされていた傾向があり、それが子どもの心に影響を与えてきました。
また、家庭だけでなく、学校の先生や周囲の大人からの言葉や態度も心の傷の原因になることがあります。
なぜインナーチャイルドが傷つくのか
家庭環境・時代背景の影響
- 暴力的なしつけや威圧的な態度
- 忙しさや兄弟の多さから十分に構ってもらえなかった
- 家庭内に安心できる空気がなかった
学校や周囲から受ける心の傷
- 教師や友人からの心ない発言
- 仲間外れや無視といった経験
- 比較や否定の繰り返し
傷の深さは感受性や状況によって異なります。同じ出来事でも平気な人もいれば、深く心に刻まれる人もいるのです。
インナーチャイルドが傷ついたままだと起きること
インナーチャイルドが癒されていないと、無意識に次のような行動や思考のクセが生まれます。
- 人の愛情を素直に受け取れない
- チャンスや良い待遇を避けてしまう
- 「自分には価値がない」という思い込み
- 自分が望まない現実ばかり引き寄せてしまう
これは、過去の経験による“刷り込み”が原因です。この刷り込みは放置すると強化され、ポジティブな未来を阻む大きな壁となります。
癒されたインナーチャイルドがもたらす変化
一方で、インナーチャイルドが癒されると本来の素直さが戻り、人生は大きく変わります。
- 人の愛情を受け入れられる
- 自己表現がしやすくなる
- 人間関係がスムーズになる
- 自己実現のハードルが下がる
土台に「自分は愛されている」「うまくいって当たり前」という意識があるため、夢や目標に前向きに挑戦できるようになります。
インナーチャイルドの癒し方と第一歩
インナーチャイルドを癒すためには、これまでの過去を振り返り、自分の心の奥にある悲しみや痛みに向き合うことが必要です。
- 過去の出来事を思い出し、自分の感情を認める
- 「当時の自分」を迎えに行くつもりで寄り添う
- 我慢してきた感情を泣く・書くなどで解放する
この過程は決して楽ではありませんが、乗り越えることで心の自由が広がります。
実体験から学んだインナーチャイルドの大切さ
私自身、幼い頃から虐待や数々の痛みを経験し、長く生きづらさを抱えていました。
しかし、インナーチャイルドの癒しに取り組んだことで、今は日々の安心感と温かさを感じながら生きられるようになりました。
感情を押し殺すのではなく、すべてを愛おしく思える感覚。
「隠れたい」という思いが薄れ、心からリラックスできる毎日。
これこそが、本来の自分で生きる喜びだと感じています。
本当の自分で生きる人は美しい。。。
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