こんにちは、腸活・食べる美容アドバイザーのnoriです🌿
これまでの記事では、膵液がどのように消化や炎症コントロールに関わっているかをお伝えしてきました。
今回はさらに一歩進めて、「膵臓の働きと自己免疫疾患(関節リウマチ)」の関係について掘り下げていきます。
🧬 消化と免疫はつながっている
分子栄養学の視点で見ると、
「消化が弱い=免疫トラブルの入り口」と言っても過言ではありません。
膵臓から分泌される膵液には、タンパク質・脂質・糖質を分解する酵素が含まれています。
この消化が不十分になると、腸内に“未消化のまま”残るものが増え、腸内環境が乱れていきます。
腸の粘膜が炎症を起こすと、バリア機能(腸のフィルター)が破綻し、
本来は通さないはずの未消化物や細菌の断片が血中に漏れ出す──
いわゆる「リーキーガット(腸漏れ)」の状態です。
💥 リーキーガットが引き起こす慢性炎症
腸から漏れ出た“異物”は、免疫細胞にとっては敵とみなされます。
すると、体はそれらに対して抗体を作り、炎症反応を起こします。
この状態が長く続くと、炎症が慢性化し、
やがて自己の組織(関節や結合組織)にまで免疫が反応してしまう。
それが関節リウマチなどの自己免疫炎症へとつながるのです。
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🌿 私自身が感じていた“サイン”
実は、私自身も数年前まで「原因不明の蕁麻疹」に悩まされていました。
特定の食べ物に反応するわけでもなく、突然かゆみや赤みが出る日が続いたのです。
当時はただのアレルギー反応だと思っていましたが、
今、分子栄養学を学んで振り返ると、
リーキーガット(腸漏れ)による免疫反応だった可能性が高いと感じています。
つまり、未消化のタンパク質や腸内炎症物質が血中に漏れ出し、
体がそれを「異物」と判断して、ヒスタミン反応(蕁麻疹)を起こしていたのです。
この経験をきっかけに、私は
「腸を整えること」「消化力を底上げすること」の大切さを、
改めて深く実感しました。
🌸 消化力を整えることは“免疫の再教育”
膵液がしっかり分泌されるようになると、
食べ物は適切に分解され、腸の炎症リスクが下がります。
結果として、
- 免疫の過剰反応(アレルギー・蕁麻疹・自己免疫炎症)が鎮まりやすくなる
- 栄養が正しく吸収され、修復や解毒に必要な材料が届く
つまり、「消化を整えること」は、
体に“もう攻撃しなくていいよ”と伝えるような、免疫の再教育でもあるのです。
まとめ
🌿 私の関節リウマチの経過は、今後もこのブログで記録として公開していきます。
血液検査データをもとに、栄養・運動・生活改善の具体例も少しずつアップしていく予定です。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。
心とカラダを整えるヒントを込めて
noriより🌿
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