こんにちは、腸活・食べる美容アドバイザーのnoriです🌿
これまで、私が関節リウマチを発症してから9年間、自然療法と食事療法に取り組んできた経緯をお話ししてきました。

今回はその続きとして、西洋医学での治療をスタートした2017年以降のことをお伝えします。
どんな薬を使い、どんな変化が起こり、そして何を感じたのか──。
「自然療法だけでは難しい」と感じた私が、どうやって再び希望を取り戻したのかを、正直な気持ちで綴ります。
関節リウマチの西洋医学治療を開始(2017年〜)
関節リウマチを発症してから丸9年間──。
私は「自然療法と食事療法で必ず治す」と信じ、あらゆる方法を試しながら過ごしてきました。
けれど、残念ながら完治には至りませんでした。
それどころか、手指の変形が進み、肩の関節が固まって腕を上げることも難しくなり、全身の関節の可動域がどんどん狭くなっていきました。
痛みで気が滅入る日々。
眠れず、食べ物の味も感じられない。
そんな時間を、9年間も過ごしてきたのです。
「自然療法だけではもう限界なのかもしれない」
そう感じた私は、ついに西洋医学の治療を受ける決意をしました。
関節リウマチの治療薬「生物学的製剤」との出会い
血液検査の結果、医師から告げられたのは「関節リウマチの進行が早いタイプ」という現実でした。
そのため、治療薬として「生物学的製剤」が提案されました。
生物学的製剤にはいくつか種類がありますが、まず始めたのは エンブレル(週2回の自己注射)。
症例数も多く、効果を感じる方が多いとのことでした。
約半年間、希望を持って続けてみましたが──
私には合わず、残念ながら全く改善が見られませんでした。
途中で風邪をこじらせて中断することもありました。
生物学的製剤を含む自己免疫疾患の薬は、「炎症を抑える」と同時に「免疫も抑制する」ため、風邪をひきやすくなったり、治りづらくなったりします。
中には、気づかないうちに肺炎になってしまう方も少なくないようです。
2つ目の選択:アクテムラ点滴治療へ
エンブレルの効果が出なかった私に、主治医が次に勧めてくださったのが アクテムラ でした。
アクテムラは点滴で行うタイプで、約1時間かけて体内に薬を入れていきます。
初めて受けたその日──
ベッドから立ち上がった瞬間、**「あれ?体が軽い」**と感じたのを、今でも鮮明に覚えています。
その日を境に、日に日に体調が良くなっていきました。
痛みが薄れていく喜び。
歩けることの幸せ。
笑えること、深く息を吸えることへの感謝。
この治療を始めた2017年、私はようやく「生きていることの幸せ」を感じる日々を取り戻したのです。
寛解へ──運動療法で取り戻した“日常”
生物学的製剤による治療で、関節リウマチはほぼ寛解の状態に。
しかし長い療養生活で体力も筋力も落ちていたため、リハビリも兼ねてプールに通い始めました。
参考にしたのは書籍「リウマチとプール療法」。
実は学生時代、水泳が得意だったこともあり、水中で体を動かすことはとても心地よく感じられました。
最初は水中ウォーキングから始め、少しずつビート板を使って泳ぐように。
1年後には、毎日1km泳げるまでに回復していました。
生活の質は劇的に向上し、2018年にはほぼ健常者と変わらない生活を送れるように。
白血球低下との共存
ただ一つ、気がかりだったのは「白血球の低下」。
免疫抑制作用のある薬の影響で、常に白血球の値が低く、主治医からも「風邪には十分注意して」と言われ続けていました。
それでも、
“再び歩ける日常”を取り戻せたこと。
それは、私にとって何よりの希望でした。
🌿 最後のまとめ
西洋医学の治療を始めた当初、私は「薬に頼る自分」をどこか責めていました。
でも今では、あのとき勇気を出して決断した自分を、心から褒めてあげたいと思っています。
痛みが薄れていくこと、笑える日常を取り戻すこと──
それは、体だけでなく心までも回復していく感覚でした。
関節リウマチの治療には人それぞれに最適な道があります。自然療法も西洋医学も、どちらが「正しい」ではなく、
自分の体と心に合う方法を見つけることがいちばん大切だと感じています。
そして、体の痛みが和らいだあとで気づいたのは、心の内側に癒されていないものが残っているということでした。
「なぜ同じ治療をしても人によって結果が違うのか」という問いは、私を心理(インナーチャイルド)や心の癒しへと向かわせました。
次章では、社会復帰と再就職を経て見えてきた「心の傷」との向き合い方、心理学やインナーチャイルドワークでの癒し、
そして西洋/東洋という二元性を手放していった過程についてお話しします。
ここから得た気づきが、後の生き方にもつながっていきました。