こんにちは、腸活・食べる美容アドバイザーのnoriです🌿
📍前回は「食後血糖値が急上昇する原因と簡単対策」をご紹介しました。参考にしてみてください。

今回は、血糖値スパイクの体内メカニズムに触れつつ、毎日の食事でできる専門的な3つの工夫をお伝えします。
血糖値スパイクはなぜ起こるのか?
食後血糖値の急上昇は、単に糖の量だけでなく、体内ホルモンと腸内環境の影響も大きく関わっています。
1. インスリン分泌と血糖値スパイク
血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されます。
- 急激に糖が吸収されると、大量のインスリンが短時間に出る
- 血糖値は一気に下がり、その後に低血糖気味になることも
- この「急上昇→急下降」が繰り返されると、血糖値スパイクが慢性化
2. GLP-1の働き
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、腸から分泌されるホルモンで、
- インスリンの分泌を適度に調整
- 胃の排出速度を遅らせ、糖の吸収を穏やかにする
- 食欲コントロールにも関わる
腸内環境が整っているとGLP-1の分泌が活性化され、血糖値の急上昇を防ぐ力が強まります。
専門的観点からの3つの食事工夫
食物繊維でGLP-1分泌をサポート
水溶性食物繊維は腸内細菌のエサになり、短鎖脂肪酸を作ります。
- 短鎖脂肪酸がGLP-1分泌を促進
- 血糖値の上昇を緩やかに
💡おすすめ食材
- 海藻(わかめ、もずく)
- オクラ、アボカド
- 大麦、もち麦
- りんご、キウイ
タンパク質・脂質で血糖吸収をコントロール
食物繊維だけでなく、たんぱく質や良質な脂質も重要。
- たんぱく質:インスリンの分泌を穏やかにし、血糖上昇を緩やかに
- 良質な脂:胃の排出速度をゆるやかにし、糖の吸収スピードをコントロール
💡おすすめ食材
- 魚(青魚、サーモン)
- 卵、豆腐、納豆
- えごま油、亜麻仁油、オリーブオイル
食事のタイミングとGIコントロール
- 朝食を抜かない:空腹時間が長すぎると、食後スパイクが強く出やすい
- 低GI食品を意識:白米より雑穀米、パンは全粒粉、果物は果糖単独で大量摂取しない
- 食べる順番:ベジ→たんぱく→主食で糖の吸収をゆるやかに
腸活との相乗効果
腸内細菌バランスが良いと、GLP-1の分泌が安定し、インスリンの効きも良くなります。
血糖値スパイク対策は、腸を整えること=糖の吸収をコントロールすることと直結しています。
📍「まずは腸活を始めてみたいけど、何から手をつけたらいい?」という方は、ぜひ【腸活基礎シリーズ①〜⑥】もチェックしてみてください。
まとめ
血糖値スパイクを防ぐには、単なる「食べすぎ・糖質制限」だけでなく、
- 腸内ホルモン(GLP-1)を活かす食材選び
- たんぱく質・脂質で吸収を緩やかにする
- GIコントロール・食べる順番の工夫
これらの専門的ポイントを意識した日々の食事が、血糖値の乱高下を防ぎ、美容・健康にもつながります✨
心とカラダを整えるヒントを込めて
noriより🌿
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